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米国4-6月期GDP速報値は前期比年率+4.1%

米商務省が発表した4-6月期GDP速報値は前期比年率+4.1%と、予想を小幅下回った。ただ、伸びは2014年7-9月期以来で最大の伸びを記録。個人消費速報値は前期比年率+4.0%と、予想の+3.0%を上回り昨年10-12月期以来で最大となった。一方、コアPCEは+2.0%と、予想の+2.2%を下回り前期の+2.2%から低下した。

良好な結果はほぼ織り込み済みと見られ、ポジティブサプライズとならなかった結果を受けて米債利回りは低下。ドル買いも後退した。米10年債利回りは2.98%から2.96%へ低下した。

【経済指標】
・米・4-6月期GDP速報値:前期比年率+4.1%(予想:+4.2%、1-3月
期:+2.2%←+2.0%)
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・米・4-6月期個人消費速報値:前期比年率+4.0%(予想:+3.0%、1-3月
期:+0.5%←+0.9%)

・米・7月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:97.9(予想:97.1、速報値:97.1)
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・米・7月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:2.9%(速報値:2.9%)
・米・7月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値:2.4%(速報値:2.4%)


トランプ米大統領は27日、4-6月(第2四半期)国内総生産(GDP)速報値が4年ぶりの高成長を示したことを称賛し、米経済は年率3%を超える成長ペースに乗っていると述べた。
トランプ大統領ホワイトハウスで会見し、「次々と貿易交渉がまとまるにつれ、これよりずっと高い数字になるだろう。この数字はすごい」と述べた。
第2四半期の米実質GDP速報値は前期比年率4.1%増と、2014年以来の高い成長率となった。レーガン政権以来で最大規模となった税制改革が、個人消費と企業の設備投資を押し上げたとみられている。GDP統計はトランプ氏に政策成功を自賛する機会を与えた。(ブルームバーグ