トルコ 食料・アルコ－ルインフレが止まらない

トルコ政府は、アルコール飲料（酒類）への特別消費税を当初予定の7.8％から15.5％へと引き上げた。ホリエット・デイリー・ニュースが伝えた。 今回の増税により、トルコの地酒とも言える蒸留酒「ラク」は、容量70ミリリットルの小瓶の価格が平均102.1トルコリラから112.7トルコリラへと値上がりする。
また、米国の報復関税の適用で、米国産の約20品目に対して総額２億6,650万ドル相当の関税を課す。
トルコ統計局（ＴＵＩＫ）は、６月の消費者物価指数（ＣＰＩ）が前年同月比15.4％上昇したと発表したが、7月以降さらなるインフレが進むと観られる。
このような生活苦ともなれば、消費も切り詰める必要がある。
トルコ自動車販売協会（ＯＤＤ）は、６月の新車販売台数が５万1,037台となり、前年同月比39％減少したと発表した。
人は生きるために必要最低限、食べるものには支出が避けられない。ただ、クルマは無くても、あるいは新車に買い替えなくても生きてはいける。