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最近の英国政府要人、イングランド銀行総裁マーク・カーニーの発言から

6月に入ってからの英国政府要人の発言

ハモンド財務相「後日、英国がEUに再加盟するという考えは非現実的」である。

・ジョンソン英外相は、英国は欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)でメルトダウンに直面する恐れがあるが「最終的にはうまくいく」と述べた。ニュースサイトのバズフィードが報じた。6日の夕食の際の発言をひそかに録音したもので、7日に公表された。ロイター通信が引用して伝えたもの。

ジョン・グレン財務省経済担当政務官は、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)後も金融サービスは英経済の主導的役割を維持する、と強調する一方、金融センターとしての競争力を維持するために規制を緩和する意向はないと語った。デリバティブ団体の年次会合で述べた。

イングランド銀行総裁マーク・カーニーの発言

[2018-06-01]
・カーニーBOE総裁は、米国が財の貿易赤字を過度に重視する姿勢について、「間違っている」との認識を示した。

[2018-05-25]
・カーニーBOE総裁「第1四半期の経済の弱さは一時的なもの」「BOEの金融政策はすべてBREXITの結果」
・カーニーBOE総裁は講演で、「英国のEU離脱交渉が不利な結果に終われば、英中銀は追加刺激策を実施する可能性がある」との見解を示した。
・カーニーBOE総裁「仮想通貨に対して偏見ない」

[2018-05-22]
・カーニーBOE総裁「経済は2月の見通しに沿って進展しなかった」「家計や企業は金利が緩やかなペースで上昇する可能性があると理解している」
・カーニーBOE総裁「第1四半期の景気減速は、特異で一時的な要因による公算が大きい」「利上げ実施までにより多くのデータを見極めたい」

ポイントは、
●英国がEUに再加盟するという考えはない
●英国はEU離脱(ブレグジット)でメルトダウンに直面する恐れがある
●英国のEU離脱交渉が不利な結果に終われば、英中銀は追加刺激策を実施する可能性がある
となります。

ポンド下落は長い目で観る必要がありますね。