fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

トルコ再び利上げへ?

5日のトルコ金融市場では、トルコ国債が5営業日続落し、通貨リラもドルに対して下げている。インフレ見通しの悪化に対してトルコ中央銀行が今週の会合でどのような政策を打ち出すか、投資家は見極めようとしている。
トルコ統計局が4日発表した5月の消費者物価指数(CPI)上昇率は14年ぶりの高水準に迫った。リラが年初来で約18%下落し、輸入価格を押し上げている。インフレ率の加速で、トルコ中銀が7日の会合で再び利上げを余儀なくされるとの見方が浮上。ブルームバーグが調査したアナリスト11人のうち6人は主要政策金利の据え置きを見込んでいるものの、5人は0.5ポイント以上の利上げを予測した。
5日の市場でトルコ10年債利回りは一時19ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の15.04%となり、5月23日に付けた過去最高の15.30%に接近。リラは一時0.8%安の1ドル=4.6268リラに下落した。


利上げしたところで、トルコのファンダメンタルズが強くなるわけではないので、いくら利上げしようとも無駄なこと。
トルコがいくら延命策を模索しても、デフォルトの先送りに過ぎない、そう投機筋には映っている。