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米国経済はいずれリセッションへ

ブルームバーグ

米国2年債と10年債の金利差、2007年以来の狭さに縮小

逆イールドの後にリセッションが続く傾向強い-ラボーニャ氏

米国債利回りの長短逆転は歓迎されない。
2月初旬に拡大していた2年債と10年債の利回り格差が再び縮小。短期債の利回りがさらに上昇すれば、逆イールドカーブのリスクにさらされるとアナリストは警戒を再び強めている。JPモルガン・チェースのストラテジストらは、フェデラルファンド(FF)金利を占う上で注目される短期金融市場のフォワードレートには既に若干の逆イールドが出現しており、長短利回りが全体的に逆転するのは「時間の問題」にすぎない可能性を示していると指摘する。
米国の景気回復の長さや銀行収益、消費者行動、株価への意味合いを踏まえると、イールドカーブの形状は単に債券だけの問題にとどまらない。ここ数十年に米国が経験したリセッション(景気後退)の大半では、先行して逆イールドが生じていた。
ナティクシス・ノースアメリカのチーフ米州エコノミスト、ジョゼフ・ラボーニャ氏は「イールドカーブの平たん化は大きな問題だ」と述べた上で、「市場は何かを伝えており、その一部は全体的なリスク回避が戻っているということだ。これは米連邦準備制度が市場から流動性を吸収していることに原因がある」と語った。