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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

AUD堅調

1月3日の豪ドル急落は、豪ドル強気反転への烽火だったようです。
オ-ストラリア小売売上高(11月)は、前月比で+0.4%の伸び。もう2ヶ月前の実績ということで、市場の反応は限定的。直近の豪消費者信頼感指数は、あまりよろしくない。
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)と調査会社ロイ・モーガンが、今月1月初めに調査した消費者信頼感指数(ANZロイ・モーガン指数)は前週比2.2%減の115.2ポイントだった。一般的な住宅価格の低迷や株式市場の乱高下など、懸念材料が少なくないようです。
一方、2018年は豪ドル安が進んだ結果、2018年9月までの1年間にオーストラリアを訪問した海外旅行者数が、前年同期比6%増の840万人と過去最高にのぼり、支出額も過去最高になったと伝わっている。
そして、液化天然ガス事業は好調。
オーストラリア・クイーンズランド(QLD)州グラッドストーン港から2018年の1年間に出荷された液化天然ガス(LNG)が、2,058万トンと前年比2%増加し、過去最大となったことが分かった。中国向け輸出が23%増と大きく伸びた。
オーストラリアでは今年も大型の液化天然ガス(LNG)事業が前進しそうだ。日本企業の他、石油大手サントスやシェブロン・オーストラリアの事業着手が期待されている。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。 

インフレは落ちついており、住宅市場は低迷と、金利引き上げは当面先になりそうな気配ながらも、中国経済の減速がオ-ストラリア経済に及ぼす影響は市場が思っているほど悪化しているわけではない。
現在の豪ドルは割安、個人的にはそう思います。

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