fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

今週の為替相場

zakzak
【新・兜町INSIDE】15日は円高懸念 米国債要因で1ドル=100円接近か

3連休明けの来週(13~16日)は製造業を中心に一斉休暇に入る日本企業が多く、通常営業の金融機関も有給休暇消化の集中期間となる。外国為替市場の取引が薄くなるこの時期は海外投機筋の存在感が増してレートが急変しやすいことで知られる。特に15日は米国債の利払い日で大量のドル資金が供給されるため、ひと波乱あるかもしれない。
市場関係者の関心は日本の機関投資家保有する米国債の利息。通常ならば半ば機械的に再投資に充てられる資金だ。しかし、5日に米国の10年物国債の利回りが1・7%台に低下するなど金利低下が著しく、米国債に再投資する魅力が薄れている。15日に支払われる利息の一定部分が米国債に再投資されずに日本円に戻されれば、市場では強力な円買い・ドル売り要因となる。
しかも7月以降、国内株安と米国債券高が進んだため、「公的年金など大口投資家のポートフォリオで外国債券の保有比率が上昇し、残高をこれ以上増やしにくい」(大手証券)と推察されている。1ドル=100円接近か。

トウシル
8月に入ってからもっと下落している通貨ペアは南アランド/円の▲6.78%。次がメキシコペソ/円の▲4.59%です。キャリートレード通貨として人気のあった高金利新興国通貨の下落が目立ちます。3位は予想を超える利下げを実施したNZドル/円の▲4.00%、豪ドル/円も▲3.53%下げています。こちらもキャリートレードの定番。ポジション整理が円高に一役買っているようです
一方、上昇した勝ち組通貨ペアは少なく、ユーロ/ドルの1.12%くらいでした。ユーロは対ドルだけではなく、NZドルや豪ドル、ポンド/ドルに対しても強くなっています。
全体として、現在のFXマーケットは「円高」、「ユーロ高」の動きといえます。しかしユーロはまたイタリアの政治問題が話題になりはじめて、積極的に買うことを控える動きもでてきそうです。いちばん「セーブヘブン」なのは、「円」という状態が続きそうです。