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日本の戦闘機・航空機事情

日本が米国製F-35戦闘機を新たに105機購入することが、先の日米首脳会談で明らかになりました。トランプ大統領は、先日の安倍首相との会談後の共同記者会見で「これにより、日本は米同盟国のなかで最大のF-35部隊を擁することになる」と満足げに語った。客観的に見れば日本の防衛戦略と政治的思惑、米国のアジア太平洋戦略と経済的恩恵などの利害が一致した結果です。
日本においてはあまり高評価ではないものの、海外メディアでは、日本のF-35大量保有は、中国の空軍力に対抗する有効な手段だと見る論調が主流です。海外の軍事専門家からは、「日本はアジア太平洋地域のみならず世界でも最も装備が優れた空軍を擁する国に返り咲くだろうと、香港英字紙『サウス・チャイナ・モーニング・ポスト=SCMP』といった記事も目にします。
南シナ海を中心に海洋進出を進め、軍拡に邁進する中国と地理的に直接対峙している日本である以上、アジア太平洋地域の軍事的パワーバランスを維持するためにも、日本の戦闘機戦力の近代化は課題であり、その選択肢としてF-35は妥当だというのが世界の軍事専門家の共通した見方です。
尖閣を巡る敵国・中国の戦闘機J-20と同じ第5世代ステルス機であり、攻撃機としての運用も可能で、バージョン違いで艦載機にもなるマルチロール機だという。柔軟な運用ができるという点では、日本の憲法の制約に適した機体だと言える。
アジアの軍事専門家たちは、日本のF-35の大量発注は、中国が優位に立とうとしている現在のアジア太平洋地域の空のパワーバランスをひっくり返すほどのインパクトがあると見ている。
別件で、三菱航空機(愛知県豊山町)が、開発中の国産初のジェット旅客機スペースジェット(旧MRJ)の量産を始めた。機体は運航に必要な国の認証取得に向けた最終段階に入っている。同社は2020年半ばの初納入を目指しており、安定した生産体制の構築を目指す。
親会社である三菱重工業の飛島工場(愛知県飛島村)で6月中旬に一部胴体の製造を始めた。スペースジェットは現在約400機受注しており、生産能力の強化が課題となりそうです。
YS11以来となる国産民間旅客機。世界の空を駆け巡ることに期待したい。
かつて、日本海軍の主力戦闘機『ゼロ戦』を生み出した三菱重工業
軍事用戦闘機は米国からの輸入に頼るのが現状だが、国産戦闘機の開発にも期待したい。
頑張れ、ニッポン!