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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

過去の経験則の、過去の経験則による、過去の経験則のための相場予想

過去の経験則の、過去の経験則による、過去の経験則のための相場予想。
かの有名なリンカ-ンの名言です。(ウソウソ 笑)
名も無い私fxdondonの戯言です。

ここでいう過去の経験則での大前提は、米国の財政赤字が拡大する局面時期ということになります。
まずは、ドル/円相場では過去3年、1月始値より1月の月中高値はドルの上昇が観られるのが過去の経験則(実績)です。

(実績)
      1月始値  1月高値   差
Jan-18  112.51   113.38    0.87
Jan-17  117.40   118.60    1.20
Jan-16  120.16   121.68    1.52

その経験則(実績)では、年々始値から1月の月中高値への上昇幅は低くなっています。
仮に、今年も昨年1月の月中高値が昨年同様0.87円の上昇だとすると、
(予測)
      1月始値  1月高値    差
Jan-19  109.68   110.55    0.87

という予測が成り立ちます。おっと、110円台半ばまで上昇するリスクがあるの~?(苦笑)
まぁ、1月につけるドル高値は、年間を通してのドル高値になるのも経験則(実績)ですので、1月を過ぎれば、あとはドル安円高の流れに乗ればいいというのが経験則(実績)です。
では、来月2月の経験則(実績)も交えて、例年1月の高値から2月の安値まで、どのくらいの乖離があるのでしょう?
(実績)
    1月高値  2月安値    差
18年  113.38   105.55    -7.83
17年  118.60   111.59    -7.01
16年  121.68   110.96    -10.72

お~、過去3年の経験則(実績)からは、7円以上のドル下落が見込めます。うまくいけば、10円以上の下落が見込まれます。
これらの過去3年の経験則(実績)から今後のレ-ト予想を組み立ててみると、
(予測1)
    1月高値  2月安値     差
19年  110.55   103.54    -7.01

(予測2)
    1月高値  2月安値     差
19年  110.55   100.55    -10.00

となります。
下落幅が少ない予測1の場合でも、1月3日のフラッシュクラッシュ時よりも2月はドル安円高が少し進む結果となります。予測2の場合は、大台100円の攻防が考えられます。
ですから、現在の109円台後半で売りを構えていれば、来月2月には1月3日の再現のように104円台を目にすることができ、長らく目にしてこなかった100円割れも観られそうだというのが過去の経験則から導き出された予測です。
もし、今月1月の高値から2月にかけて10円以上落ちるという16年のようなケ-スは、おそらく政府債務上限問題で大揺れになっている場合でしょうか?
ちなみに、米中通商協議の猶予期間は3月1日までです。
米国政府の債務上限も、暫定予算期限が3月1日です。
この2つの材料は、2月のうちに注目され、相場を大きく動かすことでしょう。

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ちなみに、ポンド/円の推移
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