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「静かな巨人」 ブリッジウォーター・アソシエイツ

かつての景気後退、金融危機の頃、「2008年が最悪の年」と語った世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏。投資のカリスマに、そう言わしめるほどの100年に1度の未曽有の経済危機は、金融界全体が崩壊するほどの危機的状況だった。
「2009Hedge Fund100」(アルファマガジン調べ)の2009年の1月時点でのヘッジファンド資産額では、ベスト20を見ても半分の10社が資産を減らし、勝ち負けがハッキリしていた。その中で堂々1位となったのは、ブリッジウォーター・アソシエイツだった。このブログでも、このファンドの動向、ダリオさんの考えは参考とするところです。
「静かな巨人」とも言われる最大のヘッジファンドであるブリッジウォーター・アソシエイツ。
創設者はレイモンド・ダリオ氏。顧客は、米国最大の年金基金カルパースをはじめ、ハートフォード生命など、大口の機関投資家が多い。旗艦ファンドである「ピュアアルファ」を中心に運用。年金基金などは伝統的には、大きなリスクは取りたくないが、カルパースがブリッジウォーターのファンドに出資したことで、年金基金の考え方も変化したとも言われている。
この「静かな巨人」は、アルファ戦略中心で、通貨と新興市場でショートをかけるなどして、運用資産を殖やしてきた。当時、投資家向けのレターには「2008年があまり良くなかった人にとって、最も重要な教訓の1つは、永続的、そして、普遍的な投資見解を持つことです。何で、1930年代で置きた状態が、また起きるのか? そこを理解してください」と、2009年の不安な見通しを語っていた。
市場と向き合うための慎重さ、謙虚さでブリッジウォーター・アソシエイツはトップの地位を保ってきた。
さて、2018年。ヘッジファンド最悪の1年と言われる中、もちろん勝ち組もいる。
ゴールドマンサックスが日本株空売りで攻めていることは、たまにこのブログでお伝えしているが、 ブリッジウォーター・アソシエイツもまた日本株空売り、そしてドル売り日本円買いに動いている。日本株は割高、過大評価、日本円は割安、過小評価という判断に至っている。
その判断は、私fxdondonも同意です。