fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

中国経済のソフトランディング

中国の7月から9月までのGDP=国内総生産の伸び率は、昨年同時期に比べて6.5%のプラスと、前の3か月の伸び率を0.2ポイント下回りました。伸び率が前の期を下回ったのは2・四半期連続です。
イメージ 1


中国は貿易摩擦が一段と激しさを増していて、今後、輸出や設備投資などに影響が拡大するため、景気がさらに減速することが懸念されます。

中国の外貨準備高
イメージ 2


金融大手は中国株に対する強気の見方を断念しつつある。モルガン・スタンレー野村ホールディングス、ジェフリーズ・グループに続き、JPモルガン・チェースですら慎重な見方に転じた。HSBCホールディングスのストラテジストは今年末まで中国を「オーバーウエート」とする投資判断を維持するとしているが、最近になってこの判断は「痛みを伴っている」ことを認めた。
中国国内では、市場関係者や投資家などは、今後中国株が一段と低迷するとの悲観的心理が強まっている。
著名な中国株トレーダーで、金融経済評論家の花栄氏は、上海総合が2016年1月末に付けた2638ポイントの安値を割り込んだため、今後下落のペースは加速し、新たな底値を探る展開となると推測。花氏はテクニカル分析を行い、上海総合は今後2450ポイント台を試す可能性が高いとした。また、同氏は中国株市場の弱気相場が当面続くと見ている。