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英国とEUの首脳会談

英国とEU=ヨーロッパ連合の首脳会談が開かれ、双方の首脳は、イギリスの離脱に伴う急激な変化を避けるための移行期間を予定どおり年末で終了し、延長しないことを確認しました。
イギリスとEUは今年1月のイギリスの離脱後、社会や経済の急激な変化を避けるための移行期間を設け、この間に自由貿易協定など今後の関係に関する取り決めを結ぶことを目指しています。
これについてイギリスのジョンソン首相とEUのフォンデアライエン委員長は15日、テレビ電話で会談し、来月にかけて交渉を加速させることで一致するとともに、移行期間を予定どおり年末で終了し、延長しないことを確認しました。
会談のあとジョンソン首相は「交渉を秋や冬まで続けることはできないし、EU側も同じ考えだろう」と述べて、早い段階で交渉をまとめたいという考えを示しました。
しかし交渉ではイギリスの水域での漁業権の取り扱いなどをめぐり双方の主張に大きな隔たりがあり、直ちに進展を図ることができるかは不透明です。
仮に移行期間が終了する年末までに自由貿易協定を締結できなければ混乱が起きることも予想され、今後の交渉の行方はヨーロッパの経済の先行きにも影響を与えそうです。