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スウェーデンクロ-ナ売り(SEK/JPY)も面白そう

AFPBB News

都市封鎖なしでも経済に大打撃 スウェーデン

【AFP=時事】スウェーデンは多くの国と異なり、新型コロナウイルスパンデミック(世界的な大流行)中でも企業は操業を続けるなど、一度もロックダウン(都市封鎖)を実施しなかった。それにもかかわらず、経済は大打撃を受けたようだ。
スウェーデンの大手銀行SEBエコノミストを務めるオーレ・ホルモグレーン(Olle Holmgren)氏は「世界の多くの国と同じく、今年のスウェーデン経済の第2四半期は記録的な減少となるだろう」と述べた。
 ホルモグレーン氏は、景気回復は今年後半となる見込みだが、「経済が元の状態に戻るまでには、長い時間がかかるとわれわれは予測している」とAFPに語った。
人口1030万人のスウェーデンの今月5日時点での、新型ウイルスによる死者数は4639人だった。100万人当たりの死者数は459.3人で、厳格な封鎖措置を行った近隣のデンマークの4倍以上、ノルウェーの10倍以上と、世界で最も致死率の高い国の一つとなっている。
スウェーデンは現在、今年は1年を通じて経済が縮小し失業率が上昇するなど、欧州の大部分の国と同じ道をたどると予測されている。
 スウェーデン政府は4月、2020年の国内総生産GDP)成長率は4%減との見通しを示した。1月の予測では1.1%増だった。
 欧州委員会(European Commission)の予測では、スウェーデン経済は6.1%減(ドイツは6.5%減、ユーロ圏は7.7%減)となっているが、スウェーデン中央銀行は最大10%減との見通しを示している。また、失業率は2019年の6.8%に対し、2020年と2021年は9%の見通しだ。2021年の経済成長率は3.5%と見込んでいる。
スウェーデン経済の急減速は、輸出がGDPの約50%を占めるという貿易依存度の高さによるものだと説明できる。スウェーデン政府は「わが国の輸出製品の7割は欧州連合EU)向けで、ドイツや英国などの封鎖措置が、スウェーデンの貿易に多大な影響を及ぼしたとみられる」としている。
 3月には、自動車大手ボルボVolvo)やトラック大手スカニア(Scania)など同国の大企業の一部が国内での生産を停止した。これは封鎖措置によるものではなく、欧州を含む世界全体のサプライチェーンに問題が生じたためで、現在では再開している。
 一方、デンマークコペンハーゲン大学(University of Copenhagen)の経済学者4人が実施した調査によると、スウェーデンの消費は3月11日から4月5日までに24.8%減少した。
このうちの一人であるニールス・ヨハネセン(Niels Johannesen)氏は、スウェーデンヘルシンボリ・ダーグブラット(Helsingborgs Dagblad)に対し「スウェーデンは新型ウイルスのパンデミックで(デンマークと)同じ代償を支払った。つまり、急速に危機が進む時はレストランが開いているかどうかにかかわらず、消費者は非常用ブレーキをかけるということだ」と語った。

 

SEK/JPY

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少し、売りで入っています。