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英中銀、マイナス金利を排除せず

ブルームバーグ
イングランド銀行(英中央銀行)は、新型コロナウイルスによる危機の中で金利の下限について積極的に検証を続けており、マイナスにすることも排除しないと、ベイリー総裁が語った。
英議会でマイナス金利の見通しについて質問を受けたベイリー総裁は、いかなる政策についても英中銀が絶対に否定するということはないが、絶対にそうするということもないと発言。政策金利は現在わずか0.1%で、複数の政策担当者はこれまで金利の下限はゼロ付近だと示唆していた。
ベイリー氏は「英中銀が過去数週間にとった措置を考慮しつつ、現在の状況で当然ながら政策手段の積極的な検証を続けている。これは驚くべきことではないだろう」と述べた。
さらに英中銀は金利がゼロに近づくと利下げ効果が後退するとの議論に留意しつつ、これまでの利下げの影響をつぶさに観察していると説明。すでにマイナス金利を導入した他の中銀の経験も検証しているとし、その地域の金融システムと当局者の意思伝達がいずれも重要だと続けた。