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英国の第1四半期GDP 市場予想は楽観的

2020年第1四半期GDP(前期比)

US ▼4.8%
Euro Area ▼3.8%
Italy ▼4.7%
France ▼5.8%

そして、いよいよ英国の第1四半期GDPが発表される。
市場予想では、▼2.5%だそうだ。

英国では3月23日の夜から3週間の外出が禁止令が出されました。
米国では、各州ごとで個別の外出禁止令が行われていて、カリフォルニア州では3月19日に、ニューヨーク州では3月20日に外出禁止令が発令されました。
フランスでは3月17日に外出できなくなりました。ドイツではバイエルン州で3月21日から、メルケル首相は3月22日に全国的な外出制限措置が発令されました。
こうして観ると、英国のロックダウンは世界諸国の中で比較的遅くなりました。言い換えれば、英国の3月度経済指標は、諸国と比較して良く観えて当然なのかもしれません。

ただ、英国の設備稼働率の低下は、主要国の中でも大きくなりました。

(米国と英国の設備稼働率の比較)

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ユ-ロ圏と英国の設備稼働率の比較

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これは4月度以降の英国経済が壊滅的な状況を示しているものでしょうが、3月度の影響もあるでしょう。
個人的には、英国第1四半期GDPは市場予想を下ブレするものと予想します。