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株価下落をほのめかす著名投資家

ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイの年次総会にて

バフェット氏曰く、「みなさんが今日・明日・来週・来月に株を買うのを奨めない。とても長期で保有し、保有するための財務・心理の準備ができているのでなければ、株を買うべきではない」と発言。
3月末での手元資金は過去最高の1,370億ドル(14兆円超)に上るが、これでもバフェット氏はダウンサイド・リスクを考えれば大きくないという。
さらに、「今は底値を拾うことにはならないだろうし、誰かが教えてくれることもない。株を買うなら、50%以上の株価下落の覚悟が必要で、保有に満足する限り下落も受け入れないといけない」という。
バフェット氏は、バークシャー株が過去3度半値まで下がったことがあり、それはバークシャー社の問題ではなく株式市況によるものだったという。だから、業績がどうであれ足元から株価が半値下落してもおかしくないという。
「今日が株を買う良い日かどうか私にはわからない。20-30年持ち続けるならうまくいくだろうが、2年でうまくいくかどうかはわからない」、そう述べるバフェット氏は、暗に株式市場への不安を募らせている。


Goldman Sachs Asset Management会長ジム・オニール氏がS&P500が1600になるシナリオを1つ呈示している。
「米国や世界の他の国々は、ロックダウンを終える移行において失敗し、政治的混乱・社会的悲惨の時期を引き延ばしてしまうかもしれない。S&P500が1600まで墜落してもおかしくない。一方、そうしたことはないかもしれない」と述べている。

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