fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

「格付け」関連

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)

[2020-03-27] メキシコの格付けをBBB+からBBBに引き下げた。見通しは「ネガティブ」を維持した。

[2020-03-26] 米自動車大手フォード・モーターの信用格付けを1段階引き下げ、投機的等級の「ダブルBプラス」にした。

[2020-03-18] 2020年に世界的なリセッションで、米企業のデフォルト率が10%を超える可能性があると警告した。

[2020-02-14] 中国政府が新型コロナウイルスの経済的影響を財政支出拡大で補えば、信用格付けと格付け見通しに影響が及ぶと警告した。

ムーディーズ

[2020-03-28] 南アフリカの格付けをジャンク級に引き下げた。見通しもネガティブとした。

[2020-03-27] ムーディーズ・ジャパンは、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車の格付けを一斉に引き下げた。

[2020-03-25] 新型コロナウイルス感染拡大を受けた市場の混乱により、米国の公的年金基金の運用損失は1兆ドル近くに達しているとの見方を示した。

フィッチ・レーティングス

[2020-03-28] 英国のソブリン格付けを引き下げ、AAからAA-とした。見通しもネガティブ。

[2020-03-26] 米国の格付けを「AAA」に据え置き、見通しは「安定的」とした。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で経済に大きな打撃が生じる以前から米国の債務や財政赤字は拡大傾向にあったとし、信用力が低下しつつあると警告した。

コメルツ銀行
新型コロナウイルスで経済的な打撃を受け、それを補うため借り入れを増やす必要があることから、イタリアは投資適格級の格付けを失う公算が大きい。コメルツ銀行が指摘した。
コメルツ銀は投資家に対し、イタリア債の買いポジションを解消するよう勧めている。同行ストラテジストのミヒャエル・ライスター氏は顧客向けリポートで、「新型コロナ対策でイタリアは過去数年の財政赤字膨張がさらに悪化する。このため投資適格級を失うのはほぼ避けられないとみられる」との見方を示した。
イタリア債について、格付け大手3社はムーディーズ・インベスターズ・サービスはジャンク級の1段階上、S&Pグローバル・レーティングとフィッチ・レーティングスはそれぞれ2段階上としている。

ゴールドマン・サックス
ハイイールド債のデフォルト(債務不履行)は増加する見込みで、同資産についての最悪期はこれからである可能性が高いと、ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。
新型コロナウイルスパンデミック(世界的大流行)に動揺する金融システムに流動性を供給する米連邦準備制度の異例の措置にもかかわらず、ハイイールド債は多くの逆風に直面していると、アナリストのロトフィ・カルイ氏が1日付リポートで指摘。
「強力な政策支援にもかかわらず、借り手企業が直面する循環的な困難は引き続き大きい」とし、「過去の景気低迷期と同様、財務への圧力が引き続き強まり、デフォルトと格下げの増加につながるだろう」と分析した。