fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

FRB、NZ中銀の緊急利下げ

FRBの緊急利下げで大幅下落
16日の東京外国為替市場でドル円は大幅に下落。8時時点では106.35円とニューヨーク市場の終値(108.00円)と比べて1円65銭程度のドル安水準だった。新型肺炎パンデミック化により世界の金融市場が混乱に陥るなか、週明けのオセアニア市場ではリスクオフの円高が進行した。米連邦準備理事会(FRB)が緊急会合を開き政策金利を0.00-0.25%に引き下げ、量的緩和(5000億ドルの米国債、2000億ドルの住宅ローン担保証券MBS)の購入)の再開も発表するとドルが急落。時間外のダウ先物が1000ドル超下げたことも売りに拍車をかけ、一時105.77円まで急速に値を下げた。一方、流動性が著しく乏しいなかで一巡後は106円台半ばまで反発するなど値動きが荒い。
なお、パウエルFRB議長は定例記者会見で今週17-18日に予定されていたFOMCは開催しない旨を伝えたほか、マイナス金利の可能性についても否定的な発言をしている。
また、早朝にNZ中銀(RBNZ)が1.00%から0.25%への緊急利下げを発表した。