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RBA利下げでも豪ドル高

豪準備銀行(RBA、中銀)は、政策金利であるオフィシャルキャッシュレート(OCR、銀行間取引で使われる翌日物貸出金利)を市場の大方の予想通り、0.25%引き下げ、0.50%とすることを決めた。
一部の市場関係者は0.50%の利下げを織り込んでおり、豪ドルはやや買戻しの動きとなった。

豪州準備銀行(RBA)は去る2月7日、「四半期金融政策報告」の中で最新の経済見通しを公表しました。 
足元での豪州での森林火災や中国を中心に感染が拡大する新型コロナウイルスの影響を考慮し、RBAは2020年前半にかけての短期的な豪州の実質GDP成長率の見通しを下方修正しました。
ただし、RBAは森林火災や新型ウイルスの経済的影響は一時的に留まるとみており、2020年後半以降は森林火災からの復興需要などが景気を押し上げ、豪州景気は2021年には前年比+3%近辺の成長軌道へ堅調に回復するとの見通しを示しています。


AUD/NZD

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政策金利発表前、豪経済指標の悪化を受けて豪ドルは下落。
どうなることか不安があったものの、RBAのポジティブな声明発表で豪ドルは持ち直し。
豪ドルのもう一段の上昇に期待したい。