fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

コロナウィルス汚染拡大の影響

ブルームバーグ
欧州で特に不安定な企業の社債リスクを示す指数が27日に急伸、約4カ月ぶりの大幅上昇となった。中国発の新型コロナウイルスに対する警戒感が一段と高まり、市場に影響を及ぼしている。
ブルームバーグがまとめたデータによると、ジャンク級の格付けを付与されている企業で主に構成されるマークイットiTraxxクロスオーバー指数は同日朝方の取引で一時5.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の224.5と、昨年10月3日以来の大きさで上げた。
先週末に見られた米国株の売り浴びせは週明けのアジア株や原油、中国人民元の値下がりにつながり、リスク指数も反応した形となった。

27日の商品市場で原油先物は約3カ月ぶりの安値をつけた。すでに供給が十分ある原油の需要は、中国の新型コロナウイルスによって損なわれるとの恐れが背景。
原油先物は3%超下落。中国の発表によると、コロナウイルスの感染者や感染による死亡者は増加した。ウイルスのまん延を抑えるため中国は春節旧正月)の連休の延長を決定したが、世界各地で感染の確認が広がっている。
ゴールドマン・サックス・グループは世界の石油需要は減退すると予測するが、サウジアラビアはウイルスの消費への影響はこれまでのところ、「非常に限定的」との見方を示している。
原油市場は何カ月間も需要低迷懸念を払拭(ふっしょく)できずにいるが、今回のウイルス問題はさらなる打撃となった。投資家は高リスク資産を幅広く手放しており、原油だけでなく他の商品にも売りを出している。コロナウイルスの感染拡大に伴う渡航制限を受けて、燃料消費は減退するとの懸念がある。
ニューヨーク時間午前10時47分現在、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物は2.1%安の1バレル=53.07ドル。一時は昨年10月10日以来の安値を付けた。北海ブレント油は2.5%安の59.20ドル。一時は3.6%下げた。


100年に一度のコロナウィルス汚染拡大。
市場にこれから衝撃を与えるかどうか。