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国際戦略研究所 世界の分断が進むと予測

シンクタンク、国際戦略研究所は世界情勢について分析した最新の報告書を発表し、通商や安全保障などあらゆる分野で米国と中国の対立が深まり、世界の分断が進むと予測しています。
国際戦略研究所は、29日、世界の情勢を分析したことしの「戦略概観」を発表しました。
報告書では、米国が基地負担の問題から既存の同盟関係から抜けだそうとする一方で、中国はみずからが掲げる巨大経済圏構想、「一帯一路」に賛同する国を増やそうとしていると指摘しています。
そのうえで、米国と中国は、通商や金融、外交、テクノロジー、それに安全保障などあらゆる分野で対立が拡大していて、自由で開かれた国際秩序が崩れつつあると分析しています。
さらに、米国や欧州がこれまで築いてきた世界への影響力は劇的に後退していて、分断された世界では、中国やロシア、それにイランなどが地域のルールを書き換えようと躍起になるだろうと指摘し、米中の対立に終わりが見えないなか、世界の分断が進むと予測しています。