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オ-ジ-利下げ 更なる金融緩和も

ブル-ムバ-グ
オーストラリア準備銀行(中央銀行)は政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を0.25ポイント引き下げ、過去最低の0.75%とした。
エコノミストの多くが0.25ポイントの利下げを予想していたが、ロウ総裁を中心とする政策委員会が今回1%を下回る水準まで政策金利を引き下げたことで、金利の下限が意識され、非伝統的な政策手段の導入観測が高まることも予想され、豪ドルは売られている。
ロウ総裁は声明で、「政策委は労働市場を含む動きを引き続き注視し、経済の持続可能な成長、完全雇用、経時的なインフレ目標の達成を支えるために必要なら、さらに金融政策を緩和する用意がある」と表明。「世界的な金利低下のトレンドを招く諸要因、この傾向が豪経済とインフレ動向に及ぼす影響も考慮した」と説明した。

ロイター
オーストラリア準備銀行は1日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを1.00%から0.75%に引き下げた。景気を支援し、失業率の低下を促すことが狙いで、利下げは年初から3度目。必要に応じて金融政策をさらに緩和する方針を示した。
中銀のロウ総裁は、労働市場の緩みに対応することなどが利下げの理由だと説明。政策決定と共に公表した声明で中銀は「理事会は本日、雇用と所得の伸びを支え、インフレがいずれ中期目標に一致するとの信頼感を高めるため、政策金利をさらに引き下げる決定を行った」とし、「経済にはまだ余剰能力があり、金利の低下がその活用促進に役立つだろう」との見方を示した。
第2・四半期の実質国内総生産(GDP)は前年比1.4%増と、約10年ぶりの低い伸びを記録した。中銀は、経済は「緩やかな転換点」に達したようだとし、必要なら追加利下げを行う方針を示した。
声明は「理事会は労働市場などの動向を引き続き監視し、経済の持続的成長と完全雇用、長期的なインフレ目標の達成を支えるために必要に応じて金融政策をさらに緩和する」としている。
ロウ総裁は、海外中銀の金融緩和が今回の決定の一因になったと指摘。長期にわたる低金利が必要になるとの考えを示唆した。

本日発表された豪製造業PMI(購買担当者景気指数)
結果 50.3 市場予想 49.4 前月 50.9

 

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ニュージーランド経済調査研究所(NZIER)企業景況感
結果 -40 前回 -34

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ニュ-ジ-ランドも追加利下げが想起され、オ-ジ-とともにキウイも売られて下落。
現在のレ-ト水準では、オセアニア通貨は売りにも買いにも動きにくい感じ。その中で安心できそうなのが、豪ドル/円での豪ドル売り円買いか。

豪ドル/円 60円そこそこまで狙えそうか?

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そう言いながら、個人的にはAUD/CADで豪ドル買いのポジションを保有。含み損ながら、対カナダドルでは底値に近いと観ているが、反発も期待薄か(苦笑)

AUD/CAD

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さて、個人的なメイントレ-ドはSEK/JPYでのスウェーデンクロ-ナ売り円買い。
スウェ-デン製造業PMIの大幅悪化により、本日SEKは大幅安。こちらは期待通りの円強含み。これから利上げ観測の後退が進めば、さらなるSEK下落に期待できそうです。あとはインフレ指標が弱いものになれば10円割れも期待できそうか。

スウェ-デン製造業PMI ここまでの大幅な悪化はサプライズとも言える

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今後も、スウェ-デン製造業は弱いものとなることが見込まれます。

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SEK/JPY

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SEK/JPY 日足

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