fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

中国討伐の動き

米海軍とASEAN海軍の初めての合同演習

南シナ海で、米国とASEAN東南アジア諸国連合10か国の海軍の初めての合同演習が始まりました。中国が軍事的な影響力を強めるなか、米国として地域への関与を強調し、各国との連携を強化するねらいもあるとみられます。
この合同演習は、2日から5日間の日程で米国とASEAN10か国の海軍、1000人以上が参加して南シナ海やその周辺で行われます。
演習の開始にあたってASEANのことしの議長国タイの東部で式典が開かれ、米海軍太平洋艦隊のケネス・ホワイトセル副司令官が「演習を通して信頼と、自由で開かれたインド太平洋への支持を築いていくことができる」とねらいを説明しました。
演習は違法な活動が疑われる船舶に対処するという想定で、海上での監視活動や船舶検査、さらに各国間の情報共有の手順などを確認します。
南シナ海では中国が、実効支配する島々や人工島の軍備の強化を図り艦艇や航空機の展開能力を高めていて、米国は軍事的影響力の拡大を阻止し、最悪シナリオを想定した連合軍としての演習となります。
『備えあれば憂いなし』、中国の侵略行為に対して厳しい姿勢で臨みます。


一方、米中の貿易戦争。追加関税が次々打ち出される。

f:id:fxdondon:20190902185716j:plain



【北京時事】中国は米国の制裁関税「第4弾」発動を前に、事実上の対抗策として人民元安の容認に転じた。米関税の影響を最小限に食い止めるのが狙いだが、報復関税だけでは米国と競えない事情もある。
市場では、中国が元安容認に加え、レアアース(希土類)の輸出制限や米国債の売却、米企業との取引制限などに動くとの観測もくすぶる。ただ、いずれも効果は限定的とみられ、米国の攻勢を前に有効な対抗策を打ち出せないのが実情だ。